ブログ一覧に戻る

Invalid Date

【宮大工が解説】梅雨が来る前に。東大阪の木造住宅を長持ちさせる3つの点検ポイント

こんにちは。東大阪で1904年から、宮大工の技術を受け継いで家づくりを続けているミライ工務店です。

毎年6月が近づくと、私たちのもとには「梅雨の時期、家のことで何か気をつけることはありますか?」というご相談が増えてきます。

日本の家、とくに木でできた家にとって、梅雨はひとつの試練の季節です。木は本来、湿気を吸ったり吐いたりしながら呼吸している、生きた素材。だからこそ、長雨が続くこの時期の付き合い方ひとつで、家の寿命は大きく変わってきます。

今日は、特別な道具がなくても今日からできる「梅雨前の点検ポイント」を3つ、職人の視点でお伝えします。

ポイント1:家の「足元」を見てあげてください

まず見ていただきたいのが、家の基礎まわりと、床下の風通しです。

東大阪は、地域によっては土地が低く、湿気がこもりやすい場所もあります。基礎にある「換気口」の前に、物置や植木鉢、室外機などを置いていませんか。ここがふさがっていると、床下の空気が動かず、湿気がたまって木材を傷める原因になります。

換気口の前を片付けて、風の通り道を確保してあげる。これだけでも、床下の木材の傷み方は変わってきます。

職人のひとこと:床下から「カビっぽいにおい」がするときは、湿気がたまっているサインです。気になったら、早めにご相談ください。

ポイント2:窓まわりの「結露の跡」を探す

次に、窓のサッシまわりや、その下の壁紙・木枠を見てください。黒っぽいシミや、塗装の浮き、紙のめくれはありませんか。

これは、過去に結露した水分が、木の内部までしみ込んでいるサインかもしれません。表面を拭くだけでは、中にしみた水分は抜けません。放っておくと、木が腐ったり、シロアリを呼び寄せたりする入り口になってしまいます。

梅雨に入る前の今のうちに、一度しっかり乾かして、状態を確認しておくと安心です。

ポイント3:雨どいに「去年の落ち葉」が残っていませんか

意外と見落とされがちなのが、屋根の雨どいです。

秋に落ちた葉っぱや、砂ぼこりが詰まったままになっていると、梅雨の大雨のときに水があふれ、外壁を伝って家を濡らし続けることになります。外壁の劣化や、雨漏りの遠因にもなります。

高いところの作業は危険ですので、無理は禁物です。「上を見上げて、雨どいから草が生えていないか」を確認するだけでも十分。気になる場合は、点検だけでもお気軽にお声がけください。

大切な家と、長く付き合っていくために

私たちが宮大工として大切にしているのは、「建てて終わり」ではなく、「建ててからの100年」です。

派手な工事をおすすめすることはありません。むしろ、こうした小さな点検を季節ごとに重ねていくことが、結果として一番、家を長持ちさせ、余計な出費を防ぐ方法だと考えています。

「これって大丈夫かな?」という小さな不安があれば、点検だけでも構いません。東大阪で家のことなら、いつでもミライ工務店にご相談ください。

公開: Invalid Date / 更新: 2026/5/29